営業職は、社内外を問わず頻繁に人と接することが多く、幅広い人たちとコミュニケーションを取らなくてはなりません。
そこでは様々なビジネス用語が、当然のように飛び交います。
今回のコラムでは、一般的に用いられる営業用語とビジネス用語を一覧にしてご紹介いたします。
目次
■ビジネス用語一覧
聞いたことがあるが、なんとなく使ってしまっている用語もあるのではないでしょうか。
改めてその意味を確認してみましょう。
◆アウトバウンド
自社から顧客(外部)に対して営業活動などのアプローチを行う業務形態。
電話・訪問・勧誘などを問わず、自社から外部へアプローチすることを指す用語です。
逆に顧客が必要に応じて自社にアプローチ(問い合わせ・訪問)してくる業務形態を「インバウンド」と呼ぶケースがあります。
◆アウトソーシング
外注業者に業務を委託するという意味です。
日本語に訳すと「外部委託」となり、1度外部委託した業務を社内に戻す場合は「インソーシング」と呼ばれます。
営業業務を外部の営業代行会社に委託することも、アウトソーシングの1つです。
◆アフターサービス
商品やサービスを提供した後のサポートサービスの総称です。
提供後の不具合・故障・質問・相談などのサポート業務全般を指します。
◆アプローチ
ターゲットとしている対象に接触を図る行為全般を指すビジネス用語です。
特に営業の場面では、顧客やクライアントを対象として頻繁に利用しています。
◆アポイント(アポ)
アポイントメントの略です。
一般的には「アポ」と略されることが多く、面会の約束や予約を意味する用語になります。
テレアポ業務は「テレフォンアポイントメント」の略なので、電話で面会の約束を取り付ける業務という意味です。
◆アイミツ(相見積)
相見積もりの略です。
複数の業者から見積もりを取ることで、どこが安いのか見積りを比較する行為を指します。
◆インセンティブ
歩合制の報奨金を意味する用語です。
一定以上の成果をあげた人に対して、給与とは別に特別支給されます。
基本は成果利益に比例した金銭ですが、企業によっては物資で支給されるケースもあるようです。
このインセンティブを目的にして営業職を選ぶ人も少なくありません。
◆オピニオンリーダー
消費者全体の購買意欲に影響を与える人。
一般消費者が特定の商品やサービスの購入を検討した際に、テレビで「芸能人や有名人が使っているから購入する」となった場合、その芸能人や有名人がオピニオンリーダーになります。
マーケティングを行う際に用いられるマーケティング用語の1つです。
◆クライアント
得意先や顧客を意味するビジネス用語です。
◆クレーム
商品やサービスを購入したあとで、苦情や異議を申し立てる行為全般のことです。
またクレームを出す人を「クレーマー」と呼びます。
◆ランニングコスト
サービスや商品を利用したあとで、運用・維持していくのに必要な費用を指す言葉です。
営業活動で顧客にプレゼンを行うときなどにも多用される営業用語です。
主に管理費や運営代行費などが該当します。
◆コンシューマー
消費者を指す用語です。
◆ニーズ
顧客の要望や課題、また市場の需要を指すビジネス用語です。
新商品やサービスを開発するとき、または営業活動を行う際にはニーズをしっかりと分析することが重要になります。
市場にニーズ(需要)がない商品やサービスは、どんな戦略を練っても購買につながりません。
◆顕在ニーズ
顧客が現在すでに要望を持っているニーズのことです。
顧客自身がその問題に直面しており不満を認識しているため、その問題を解決できる商品やサービスを出せば高確率で購買につなげられます。
◆潜在ニーズ
表面上は第三者からも分からず、また顧客自身が課題や問題を認識していない状態のニーズのことです。
顧客自身も問題や課題に気付いていない状態ですが、実際には需要は存在しています。
徹底的にヒアリングを行い問題や課題を顧客に気付かせることで、購買につなげられる可能性が高いのです。
より多くの顧客を獲得するためには、どれだけ顧客の潜在ニーズを掴めるかにあります。
営業パーソンに求められる資質が上手く喋ることではなく、相手の話を聴く傾聴力だと言われる理由です。
◆ヒアリング
相手の話を聞いて、情報収集及び状況把握を行う段階・手法のことです。
主に営業用語として用いられます。
◆プロモーション
販売施策または販売促進という意味のビジネス用語です。
要するに売り方やPR方法を指します。
◆プレゼン
プレゼンテーションの略。
自身の戦略や考え、企画や提案などを図や表・文章を用いて説明することです。
プレゼンを行う際にはMicro Soft Officeのパワーポイントソフトなどが用いられます。
■まとめ
いかがでしたか。
今回ご紹介した言葉以外にも、ビジネス用語や営業用語はたくさんあります。
これらの用語を当たり前に使っていても、いざ意味を説明するとなったときに上手く言葉が出てこないこともあるのではないでしょうか。
そのようなときに今回のコラムがお役に立てば幸いです。
(了)