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論理的思考力を鍛える7つの方法

「論理的思考力(ロジカルシンキング)」は社会人にとって重要なスキルのひとつです。
「仕事のできる社会人は論理的思考力のある人」このような文字を少なからず皆さんも目にしたことがあるのではないでしょうか?

思考力という実体のないものを鍛えるにはどうすればいいのか?
鍛えても効果が見えづらいだけに本当に鍛えられるものなのか疑問に思う人も多いのではないでしょうか。
そこで今回のコラムでは日常生活の中で簡単に取り組める論理的思考力(ロジカルシンキング)の鍛え方をご紹介します。

論理的思考力(ロジカルシンキング)は鍛えられる

論理的思考力(ロジカルシンキング)は訓練すればするほど伸びるといわれています。
それだけに普段からの鍛え方が後々大きな差になって現れます。
意識して論理的思考力(ロジカルシンキング)を鍛えるか、苦手意識を持ったまま何もせずに日々を送るか・・・。

ここであらためておさらいですが論理的思考力(ロジカルシンキング)とは①物事の整理・分析②整理・分析したものをつなげる、という作業です。
さらに言えば他人にわかりやすく伝えて理解・納得してもらうことでもあります。

論理的思考力(ロジカルシンキング)の問題集やツールなども数多くありますが、まずはツールを使わなくてもできる方法をご紹介します。

論理的思考力(ロジカルシンキング)を鍛える7つの方法

論理的思考力は1つの個性とも言える部分なので、小手先の工夫だけではなかなか体得することはできません。
しかし、以下の方法を習慣付ければ論理的思考の向上が期待できます。

方法1:全ての事柄に疑問を持つ

小さな子供をイメージしてみてください。
子供は大人に「なんで?」「どうして?」を繰り返す手強い存在ですよね。
しかも、回答するには子供がわかるように言葉を選ばなくてはなりません。
更に、彼らは自分が納得するまで「なんで?」「どうして?」を言い続けます。

厄介だな、と感じる方もいらっしゃると思いますが、これこそが論理的思考力(ロジカルシンキング)を鍛える方法です。
日常の中にある些細な事に「なぜこれは~なのだろう?」と感じる心を持つことがスタートです。

これを繰り返し考えるクセをつけることが目的なので、最終的にその疑問の明確な答えが出なくてもいいのです。
大切なのはいつでも自分に対して問いかけ続けることです。

方法2:相手が理解できるような言葉を使う

先ほど子供の「なんで?」「どうして?」には「子供がわかるような言葉を選んで答えなければならない」という例をお話しました。
それは極端な例としても、どんなに素晴らしい考えでも相手が理解・納得してくれなくては意味がありません。
専門用語や難しい言葉を使うよりも相手にわかってもらえる言葉で伝えることが大切です。

そのためには普段から読書などをして語彙を増やしておきましょう。
語彙が豊富であればそれだけ相手に合わせた言葉の選択肢が広がるからです。

方法3:曖昧な言葉を使わない

曖昧な言葉とは正確ではない言葉、受け取る側によって解釈が違う言葉のことです。
誤解を招いたりトラブルの原因になったりすることもありますので、論理的思考力(ロジカルシンキング)では避けたい言葉です。
※「多い、少ない、かなり、結構、しばらく、早め、遅め、ほどほど」など

これらの言葉に具体性を持たせるには数値(数字)や固有名詞をはっきりつけることです。
例えば「最寄りの駅からだいぶ歩きます」より「東京駅から15分ほど歩きます」という方が具体的に目的地のイメージができます。
「納品は来週中に」よりも「納品は来週の金曜日(6月2日)までに」という方が仕事を受ける側は安心できます。

情報を送る側と受け取る側が共通の認識を持てるように、具体的な言葉を使うことが大切です。

方法4:書く

論理的な展開は頭の中で考えるよりも文字にした方が整理できます。
書き出すことで考えが具体化しますし、目で論理の展開を追うと足りない部分や余計な部分が一目でわかります。

誰かに見せるものではないのできれいに書く必要はありません。
頭の中を可視化する訓練ですのでとにかく書いてみましょう。

方法5:分類する

より確実な論理的思考力(ロジカルシンキング)を実現するにはまずは物事の整理・分類がきちんと行われていなくてはなりません。分類がはっきりすると全体の構造も見えてきます。

この時に気をつけたいのが分類した中にモレや重複がないかということです。
モレや重複がない状態をMECE(ミーシ―)と言い論理的思考力(ロジカルシンキング)を行う際の重要な要素です。

スーパーの陳列棚や手持ちの洋服などでも分類の訓練はできます。各商品をメーカー別・価格帯別・デザイン別などで分類してみましょう。

身近なものの分類に慣れるとビジネスの時にも情報をグループ分けして整理する論理的思考力(ロジカルシンキング)が活きてきます。

方法6:意識してニュースを読む

新聞やインターネットのニュースを読みながら論理的思考力(ロジカルシンキング)を鍛える方法があります。
題材は政治でも芸能でもスポーツでもいいので記事に書かれていることを事実と事実に至った理由や原因さらには記者の意見や解釈などに分けてみましょう。
マーカーなどで色分けしてみるのもいいですね。

毎日、記事の構成や事実までの論理的展開などを意識して読んでいるうちに論理的思考力(ロジカルシンキング)が身についていきます。

方法7:結論から話す

結論から話すことの利点は、「大事なポイントから相手に伝わること」と、「会話時間の短縮で聞き手のストレスが少なくなること」とされています。

とはいえ慣れないうちは結論から話すというのはハードルが高いものですよね。
最初のうちは「~の件ですが結論から言いますと」のように決まった言い方をしてみてはいかがでしょう?

慣れてきたらオリジナルの言葉で伝えられるようになります。
まずは結論から、を意識し続けていれば必ずできるようになります。

論理的思考力(ロジカルシンキング)を習慣にする

論理的思考力(ロジカルシンキング)を鍛えるには毎日考え続けることだとよく紹介されています。
仕事以外のことなんてこれ以上考える時間も気力もない、とあきらめてしまったらその時点で思考は停止します。

朝の通勤時間やお昼休み、または寝る前など一日のうちで論理的思考力(ロジカルシンキング)を鍛える時間を決めてみてはいかがでしょう。
そのうちに意識しなくても「これはなぜだろう?」とか「これはどうなっているのか?」など、生活していく上で様々なことが気になるようになります。
気になる、考える、調べる、理解する、というすべてが論理的思考力(ロジカルシンキング)を鍛えてくれます。
日常生活の中で鍛えられた論理的思考力(ロジカルシンキング)は仕事の時にいよいよ実力を発揮するでしょう。

備えあれば憂いなし、と言うではありませんか。論理的思考力(ロジカルシンキング)を身につけるには日々の訓練あるのみです。

まとめ

論理的思考力(ロジカルシンキング)を鍛える7つの方法をご紹介しましたがいかがでしたか?

どれもやり方は簡単なものばかりです。繰り返しているうちに気がつけば論理的な思考をしている自分に気がつきますよ。
今日からしっかりと論理的思考力(ロジカルシンキング)を意識をして物事に向かい合っていきましょう。

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