「もう来なくていい」「やる気がないなら帰れ」そんな言葉を上司からぶつけられたらどうしますか?
このような言葉を受けて機嫌がよくなる人はいないはずです。
もう営業なんか辞めたいと思うでしょうか。
それとも悔しさが勝って見返してやろうという気持ちになるでしょうか。
強い叱責を受けた時に辞めたいと思うのか、辞めずに頑張るべきなのか、叱責の裏側にあるメッセージを考えてみましょう。
目次
言われた理由を考える
上司にそんな言葉を言われた直後は、もう辞めたいと思う人が多いでしょう。
しかし、一度冷静になって、なぜそのような強い言葉を上司は使ったのか。なぜ自分が叱られたのか、その理由を考えてみましょう。
おそらく、やる気満々で営業成績も上々、颯爽とオフィスを飛び出して営業活動に励んでいる、そんな時には上司からこんな叱責を受けることはないはずです。
同じミスを何度も繰り返している、外勤も必要な営業でありながらお客様とのアポイントも取らずにずっとオフィスにいる、一日外出していてもその成果について何も報告をしない、そんな場合はやる気を疑われても仕方がないこともあります。
言葉の裏側を考える
誰だってきつい言葉を言われたら、良い気持ちにはなりません。
叱られる方はもちろん、叱る方も決して良い気分にはなりません。
普段は温厚な上司であればなおさら、部下を叱責しなければならないことに苦痛を感じることでしょう。
「やる気がないなら帰れ」この言葉の裏には、「やる気を出してほしい」という強いメッセージが感じられます。
強く叱責することの裏側には、部下のやる気を奮い立たせたい、秘めている能力を充分に発揮してほしい、そんな上司の願いが込められているのではないでしょうか。
叱ることはとてもエネルギーを使うことです。
初めから期待してない人が予想通りの行動をしても落胆することはありません。
営業としての能力に期待し、成功できる可能性があるからこそ、奮起を促すために叱責したとは考えられないでしょうか。
悔しさをばねに変える
叱られてそのまま不貞腐れていては、何もかわりません。
なぜ叱られたのかその意味をよく咀嚼し、どうすれば期待に応え、さらには上司を見返すくらいの営業になれるのか、悔しさをやる気に変えて行動することが自分自身の成長につながっていきます。
挫折がないまま成長しつづけることはありません。悔しさは成長への大きなばねになります。
営業は契約を取り、売り上げを上げるという、企業活動の生命線を担う仕事になります。
そんな大切な仕事を任されているという誇りを胸に、さらなる成長がはかれるのかどうかは自分自身にかかっています。
恒常的な罵倒・叱責なら転職も視野に
上司の叱責が期待の裏返しだとしても、その叱責が恒常的に行われるようであれば、やる気を促すどころか、出社もつらく感じてしまうこともあるでしょう。
そんな気持ちでは営業成績も上がらず、上司にまた叱責されての繰り返しでモチベーションも下がり、会社を辞めたいと思うようになるかもしれません。
昨今、パワーハラスメントという言葉がニュースなどでも頻繁に用いられ、社会的な問題となっています。
上司という社内での上の立場を利用し、権力に任せた嫌がらせをすることは、決して許されることではありません。
このような力で抑えつけるようなマネジメントが日常的に行われているような会社であれば、転職することも一つの選択肢です。
会社や上司もさまざま
毎日のように上司に罵倒され「もう来なくていい」などと言われる会社は、パワハラがまかり通る会社です。
直属の上司がパワハラをはたらく人物である場合、上司よりさらに会社の上層部にいる人物もパワハラ的な思想の持ち主である可能性が高くなります。
そういった会社は、会社としてパワハラを許容する企業体質であることがほとんどです。
また、同じ業界であっても会社によってさまざまなスタイル、考え方があるため、少し外に眼を向け、自分に合った体質の企業を探すというのもひとつの手段です。
頑張って続けるべきか辞めるべきか
奮起を促す一時的な叱責であれば、上司の期待の表れとして捉え、自分自身の成長の糧に変えることができます。
厳しさも優しさであることがわかれば、上司の期待に応えることで自分の想像をも超えた成長を遂げられるかもしれません。
しかし、恒常的にパワハラが続くような会社の場合は、無理をして働き続ける必要はありません。
そんな会社でも営業として頑張った結果は「営業経験」として活かされます。
権力を振りかざす恐怖政治のような体制を強いている会社ではなく、社員それぞれの個性を尊重し、プラスのエネルギーで活力に満ち溢れるような会社も多くあります。
どんな会社でもやる気は重要です。自分がやる気を出せる場所、自分が輝ける場所を選ぶことも自分の成長につながる第一歩となります。
もし、転職をお考えの方がいれば、お気軽にご相談ください。
百戦錬磨の営業キャリアアドバイザーと一緒に、あなたに合った営業を見つけていきましょう。